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家庭内でやけどをして病院に搬送される高齢者が増えている。高齢者のやけどは対応が遅れがちで重症化しやすく、死に至るケースも少なくない。身体能力が衰える中、日常の危険を防ぐにはどのような対策が必要なのだろうか。やけどの基本知識と共に押さえたい。【八田浩輔】
※毎日新聞 2010年7月9日 東京朝刊 |
2010年8月アーカイブ
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山口市の助産師(43)が、出産を担当した同市の女児に、厚生労働省が指針で与えるよう促しているビタミンKを与えず、代わりに「自然治癒力を促す」という錠剤を与え、この女児は生後2か月で死亡していたことが分かった。
※(2010年7月9日 読売新聞) |
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神奈川県は8日、乳幼児を中心に夏風邪の一種「ヘルパンギーナ」(水疱(すいほう)性咽頭(いんとう)炎)が県内で流行し、国の警戒レベルに達したと発表した。注意を呼びかけている。
※(2010年7月9日 読売新聞) |
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経済的な理由で、患者が治療を中断せざるを得なかった事例が、宮城県内の5割以上の医療機関であったことが、県保険医協会(北村龍男理事長)の調査で分かった。
※(2010年7月9日 読売新聞) |
| 埼玉県幸手市の日本保健医療大で17日、動物を使って患者らに心身の回復などを促す「アニマルセラピー」の体験授業が行われた。 市が誘致した4年制の同大は4月に開校し、学生は看護師などを目指している。新潟大大学院などで動物介在看護を研究してきた熊坂隆行准教授(36)が、「看護現場にもアニマルセラピーの導入を」とゼミの授業に取り入れた。大学の授業で扱うのは、全国でも珍しいという。 体育館で行われた授業には、約50人の学生が参加。講師の山梨セラピードッグクラブ(山梨県)のメンバーが、セラピー犬の扱い方などを実演した後、学生は患者役になってふれあい、癒やし効果などを体験した。 1年生の戸辺香里さん(18)と鈴木暁理さん(18)は「なでるだけで癒やされる」「患者さんの看護にもいい効果があると思う」と笑顔。熊坂准教授は「来年度には別の動物も扱い、年間通じた講座にしたい」と話していた |
※(2010年6月18日 読売新聞)
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石狩】市民の健康づくりを図ろうと、市は初の「健康づくり計画」を策定する。7月中旬にも学識経験者や保健医療団体関係者ら15人で構成する「健康づくり推進協議会」を立ち上げる。11月末までに原案をつくり、市民や医療関係者らの意見も踏まえ、2011年度スタートの5カ年計画とする方針だ。
※北海道新聞 2010年6月23日 |
| 厚生労働省は15日、2007年度から5カ年計画で進めているがん対策推進基本計画の進み具合について、中間報告書を発表した。専門的な治療が行える拠点病院の数や放射線治療機器の設置など、ハード面の目標はおおむね達成できたが、検診受診率の50%達成はかなり難しいとの見方だ。 厚労省は、患者や医師らでつくるがん対策推進協議会の意見も聞きながら、報告書をまとめた。 がん検診は5年以内に受診率50%の目標を立てたが、現段階では20~30%台にとどまっており、目標達成は厳しい状況だとした。今後、個人への通知など受診勧奨に力を入れるという。3年以内に未成年者の喫煙率を0%にするという目標も、男子高校3年生の喫煙率は12.8%に上っており、さらなる禁煙対策が必要とした。 がん拠点病院は4月現在、全国に377病院あり、数の上では整備目標を上回った。院内がん登録も全病院で実施しているが、協議会からは医療の質の評価を求める声や、がん登録の質の担保、情報公開を求める声などの意見が寄せられた。 |
※朝日新聞 2010年6月16日
| 日本脳ドック学会は、ガイドラインに沿った標準的な検査が可能な134カ所の医療機関を初めて認定した。統一基準で施設を評価することで、病気の見落としや、必要のない予防手術による後遺症を防ぐことなどが狙い。 脳ドックはCT(コンピューター断層撮影)やMRA(磁気共鳴血管撮影)といった画像検査技術の進歩に伴い、国内では1980年代後半に始まった。くも膜下出血や脳梗塞(こうそく)などが起こる危険性を事前に知り、予防につなげる目的で広がった。 昨夏設立された学会の施設認定委員会が、応募した204施設から134施設を書類で選んだ。ガイドラインに沿った検査を実施していることや、年間50人以上が受診していることなどを基準にした。端和夫・施設認定委員長は「医療機関を選ぶ際の参考にしてほしい」と話す。 学会によると、全国で約600以上の施設が脳ドックを実施している。必ずしも摘出が必要でない小さな動脈瘤(りゅう)が見つかった人が、取り除く手術を勧められて受け、医療事故で死亡したケースなどがあり、検査の質のばらつきが指摘されていた。 認定施設は18日に山形市で始まる日本脳ドック学会総会で報告されるほか、学会のホームページ(http://www.snh.or.jp/jsbd /nintei_list.html)で確認できる |
※朝日新聞 2010年6月16日
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プチ整形で簡単にしわが取れると人気の「ボトックス注射」の9割以上で未承認薬が使われているとして、社団法人・日本美容医療協会が注意を促す通知を医師に流し、患者向けの無料相談に乗り出した。未承認薬は中国、韓国などから輸入されているが、成分や安全性ははっきりしていない。ボトックス治療による健康被害も国内外で報告されている。
※朝日新聞 2010年6月17日 |
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地域精神保健医療の体制を話し合う厚生労働省の検討チームは17日、医療や福祉の専門家チームが精神疾患患者の自宅を訪ね、治療や生活の相談に乗る訪問支援を本格導入することで合意した。重症患者の治療が長期入院に偏っている現状を改め、地域で患者を支える体制に大きく転換することになる。
※朝日新聞 2010年6月17日 |
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一般医薬品(大衆薬)のうち、副作用のリスクが高い第1類医薬品を販売する際、薬の詳細な説明など薬事法に定められた手順を守っていない店舗が約半数に上ることが18日、厚生労働省の調査でわかった。昨年の改正薬事法の施行で新たな販売方法が定められたが、同省は「まだ制度が十分定着していない」として、都道府県に店舗を指導するよう求めた。
※朝日新聞 2010年6月18日 |
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胃がんとのかかわりが深いとされるヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の除菌治療について、厚生労働省は18日、保険適用の対象範囲を広げる通知を出した。これまでは胃潰瘍(かいよう)と十二指腸潰瘍の患者に限られていたが、除菌治療に使う15種類の医薬品に、新たな効能・効果が承認されたのに伴うもの。
※朝日新聞 2010年6月19日 |
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米食品医薬品局(FDA)は17日、輸血用の血液などの米国内最大手の米赤十字社に1600万ドル(約15億円)の罰金を科した、と発表した。血液の採取や、製品加工に連邦法違反などがあったとしている。
※朝日新聞 2010年6月19日 |
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国内製薬最大手の武田薬品工業は19日、昨年の新型インフルエンザの世界的流行を受け、インフルワクチン事業の復活を検討していることを明らかにした。1994年に一度撤退したが、国内の生産能力不足や海外ワクチン市場の拡大を受けて判断した。第一三共も参入を表明しており、中小メーカーに頼ってきた環境が変わりそうだ。
※朝日新聞 2010年6月20日 |
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体脂肪計や尿糖計などユニークな商品の開発で知られるタニタ(本社・東京)が、今度は、人の眠りの状態をはかる「睡眠計」を開発した。消費カロリーを詳しく測る「活動量計」も、小型にした2号機を今月初めから売り出しており、健康志向の家庭の需要をがっちりつかむ戦略だ。
※朝日新聞 2010年6月20日 |
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高校生の喫煙経験率が2004年の約14%から5年間で半分以下の約6%に減っていることが、岐阜薬科大、兵庫教育大などによる3万人規模の全国調査でわかった。喫煙の害への認識が社会全体で強まっていることが反映しているようだ。飲酒や違法薬物使用の習慣も減っていた。
※朝日新聞 2010年6月23日 |
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肺がんの治療薬「イレッサ」を使った治療法が、特定のタイプの患者に対して、従来の抗がん剤治療に比べ大きく効果があることが、東北大など国内約50施設で行われた臨床試験でわかった。このタイプは日本人に多く、とくに女性患者に多い。遺伝子診断で対象者を事前に絞れるため、患者はより効果の高い治療を受けられるようになりそうだ。
※朝日新聞 2010年6月24日 |
| 健康に良い印象がある「オーガニック(有機栽培)」食品を食べる習慣の人は肥満にむしろご注意を――こんな論文を、米ミシガン大の研究チームが米専門誌6月号に発表する。オーガニックは、必ずしも低カロリーを意味しないのにそう思いこんだり、減量のための運動をやめても構わないと考えたりしがちだからという。 研究チームは学生114人に、通常のクッキーと有機栽培の小麦粉や砂糖で製造された「オーガニック版」の両方の栄養成分表示を見せ、カロリーの大きさを7段階で評価させた。すると、両製品のカロリー表示は同じなのにオーガニック版の評価は平均3.94点で、通常製品の5.17点より低かった。 また、減量のため日課として夕食後に5キロほど走る20歳の女子学生を想定、デザートの内容を示して「今晩は走らなくてもいい」かを学生214人に評価させた。オーガニックデザートは、デザートを食べない場合の評価とほぼ同じで、通常デザートより「走らなくてもいい」と考える傾向が強かった。 研究チームのジョナソン・シュルト研究員は「オーガニックという言葉で、食事や運動に関する判断が惑わされている可能性がある」と警告している。 |
※朝日新聞 2010年6月24日
| iPS細胞(人工多能性幹細胞)をマウスの体内に入れて血液のもとになる造血幹細胞を作り出し、それを別のマウスに移植して実際に血液を作らせることに東京大の研究チームが成功した。iPS細胞を体外で人工的に培養して作った従来の造血幹細胞は、生体に移植しても定着せず、血液を作り出せなかったという。白血病など血液の難病の治療に一歩近づく成果だ。 チームの大学院生、鈴木奈穂さんによると、マウスの尾の細胞から作ったiPS細胞を、造血幹細胞への変化を促すホルモンなどとともにマウスに移植。約3カ月後に骨髄を調べたところ、iPS細胞が変化してできた造血幹細胞が確認され、正常に血液を作っていることも確認できた。 iPS細胞が体内でさまざまな細胞に変化し、その中に含まれていた造血幹細胞が骨髄に移動したらしい。 この造血幹細胞を取り出し、造血幹細胞を壊した別のマウスに移植したところ、同じように細胞が骨髄まで移動して、血液を作り出した。できた血液には白血球、赤血球を含め、すべての血液細胞が含まれていたという。鈴木さんたちはヒトのiPS細胞をマウスに移植し、同じ成果が出るかどうか研究中だ。 チームの中内啓光教授によると、患者のiPS細胞から造血幹細胞を作り、白血病や再生不良性貧血といった血液の難病患者に移植すれば、骨髄移植に代わる治療法になると期待されている。だが、iPS細胞を体外で培養して作ったこれまでの造血幹細胞は、生体に移植しても骨髄でほとんど機能しないという。 iPS細胞を生体に移植すると、造血幹細胞などのほかに腫瘍(しゅよう)もできるため、人間に直接移植するのは安全面から難しいが、中内教授は「人間の造血幹細胞をブタなどの体内で作って取り出し、安全性を確認したうえで人間に移植する手法が考えられる」と話している。 |
※朝日新聞 2010年6月27日
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新型の豚インフルエンザの輸入ワクチンについて、厚生労働省は28日、ノバルティス社(スイス)と契約した輸入量の3割を解約することで合意したと発表した。購入契約を結んだ同社ともう1社への支払いは違約金も含めて約853億円に上るが、すでに納入されたワクチン6694万人分(健康な成人換算)の4分の1が使用期限切れで廃棄される見通しだ。
※朝日新聞 2010年6月29日 |
| 唾液(だえき)に含まれる成分を調べ、がんを発見する技術を、慶応義塾大先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)と米カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)が共同で開発した。唾液の検査は、X線や血液の検査より患者の負担が小さく、実用化されれば症状が出にくいがんの早期発見につながる可能性がある。 UCLAが、膵臓(すいぞう)がん、乳がん、口腔(こうくう)がん患者や健常者ら215人の唾液を集め、慶応大がそれぞれのがんに特徴的な物質を探した。検出された約500種類の糖やアミノ酸などのうち、膵臓がん患者はグルタミン酸の濃度が高いなど、健常者に比べ濃度が高かったり低かったりした54物質を特定した。 これらの物質の特徴を組みあわせた解析で、がん患者を対象に、がんが判別できる精度を調べた。この結果、膵臓がんの99%、乳がんの95%、口腔がんの80%を見分けられた。年齢や性別、人種の差は、あまりなかった。 膵臓がんは、早期段階では特徴的な症状がない上、他の臓器に囲まれているため見つけにくく、進行して見つかる場合が多い。実用化のためには、がんと診断されていない人を対象にした試験や、唾液の状態による影響、早期がんの患者にも有効なのかの確認など、さらにデータの蓄積と検証が必要になるという。 この分野に詳しい静岡県立静岡がんセンター研究所の楠原正俊医師は「唾液のような液体に含まれる物質を一度に何百種類も分析できる方法自体が画期的。既存の血液による検査方法では早期がんの検出は難しい。早期がんが発見できるかに注目していきたい」と話す。 研究結果は28日、オランダで開かれているメタボローム国際学会で発表される。 |
※朝日新聞 2010年6月29日
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ヒマラヤやキリマンジャロなど標高3800メートル以上の山岳ツアーが人気を集めているため、日本登山医学会と旅行会社が、参加希望者の健康状態を事前にチェックする統一の診断基準作りに乗り出した。中高年を中心に年間5千人が参加しているが、死亡例が相次いでいるためだ。
※朝日新聞 2010年7月5日 |
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脳死になった15歳未満の子どもからの臓器提供を可能にする改正臓器移植法が17日に施行されるのを前に、移植関係学会合同委員会が5日、厚生労働省で開かれ、脳死下の肝臓移植の実施施設として新たに8病院を選んだ。これまでの施設と合わせて計21病院になる。
※朝日新聞 2010/07/05 |
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思い当たる原因がないのに突然始まった肩の痛み。そのうち治まると思っていたら、日ごとに痛みが強まり腕が動かなくなる。40歳代を過ぎるころから患者が増えるため、四十肩や五十肩と呼ばれる症状だ。
※朝日新聞 2010年7月1日 |
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脂肪の塊を溶かす働きを持ったたんぱく質を、宮崎徹・東京大教授(疾患生命科学)らが発見し、9日付の米医学誌セル・メタボリズムに発表した。このたんぱく質を接種したマウスの体重は減った。研究チームは、肥満を抑えるやせ薬の候補として、新薬の開発に乗り出した。
※毎日新聞 2010年6月9日 東京朝刊 |
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女性の10人に1人がかかるといわれる「骨盤臓器脱」の悩みに専門医や元患者が応じる無料電話相談が21~30日、全国8カ所で行われる。梅田ガーデンシティ女性クリニックの竹山政美医師(女性泌尿器科)らは「一人で悩まず気軽に相談して」と呼び掛けている。
※毎日新聞 2010年6月11日 東京朝刊 |
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コレステロール値が高く「高脂血症」と診断された人は、高脂血症ではない人に比べ、脳卒中で入院した際の死亡率が約半分と低かったとの分析結果を大櫛陽一・東海大医学部教授(医療統計学)らがまとめ、28日発表した。日本脳卒中学会の機関誌に論文が掲載された。
※毎日新聞 2010年6月29日 東京朝刊 |
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屋外で過ごす機会が増えるこれからの季節は「虫刺され」の心配も増える。「一口に虫刺されといっても、虫の種類や過去に刺された頻度などによって症状は千差万別」。夏秋優・兵庫医科大准教授(皮膚科)は「ハチはもちろん、蚊やブユでも炎症が強ければ皮膚科に相談を」と話す。【大場あい】
※毎日新聞 2010年6月11日 東京朝刊 |
| 卵の卵白たんぱく質が内臓脂肪量の蓄積を抑えることがラットによる実験で分かった。キューピーが5月、日本栄養・食糧学会で発表した。 ラット24匹を4グループに分け、それぞれに(1)卵白たんぱく質20%とコーン油5%(2)卵白たんぱく質20%とコーン油10%(3)カゼイン(牛乳に多く含まれるたんぱく質の一種)20%とコーン油5%(4)カゼイン20%とコーン油10%--のえさを4週間与えた。 その結果、卵白たんぱく質を食べたグループはカゼインに比べて内臓脂肪量の蓄積が抑えられた。また、肝臓での脂肪燃焼にかかわる酵素の働きを見ると、卵白たんぱく質を食べたグループのほうが酵素の活性が上がっていることが分かった。肝臓で脂肪燃焼が増えたことが内臓脂肪量を低下させたようだ。 今回の実験結果は、生活習慣病の予防に卵白たんぱく質を活用できる可能性を示唆している。 |
※毎日新聞 2010年6月12日 東京朝刊
| 東京で勝負しようと大阪から上京したものの仕事に恵まれず体調を崩したという、やないさん。明るく前向きな性格でホームヘルパー2級の資格も持つ。「お年寄りと接するのが大好き」と話す姿が印象的だ。 --なぜ東京に? 大学を出て大阪で芸能活動をしていましたが、休みに六本木ヒルズに遊びに行き、あまりの人の多さにびっくりしたんです。ああ、みんなここで戦っているんだ、私ももっと挑戦しなければという気持ちになって。テレビのレギュラー番組もあるのに、東京で勝負しようと。23歳の秋でした。 --つてはあったのですか。 全然ありません。本業だけでは生活できないので、飲食店のバイトやティッシュ配りもしました。食事はもっぱら安いお弁当。おなかを膨らまそうとパンを水で流し込んだり。1年近くそんな生活をしていたら急性胃腸炎になり、体に湿疹(しっしん)も。大変でした。 --食生活を改めた? はい。食の大切さを痛感したので、今はできるだけ自炊をしています。凝ったものは作れないのですが、野菜炒めをチャッチャと作ったり。カボチャや肉ジャガなど煮物系も多いですね。母に電話して作り方を教えてもらったりしています。 --体を動かすのは? 表現力を磨きたくて日舞と社交ダンスを習っています。日舞は足を曲げて低い姿勢で動くので、筋肉を使います。じわじわと汗が出て、見た目以上に体が鍛えられます。同じ踊りでも社交ダンスは表現方法が全く違う。そこを楽しんでいます。 --オカリナも吹くそうですね。 1年ほど前から教室に通っています。年配の方が多く、昔話を聞いたりするうちに気持ちが落ち着くのが分かります。背伸びしなくてすむのがいい。人の温かさを感じ、全く違う世界の人たちに刺激をもらっています。 ============== ■人物略歴 ◇やない・ゆき 1983年、三重県生まれ。関西大の学生時代からモデルやリポーターを務める。上京後、テレビや映画で活躍。今月13日に横浜・サンハートホールで上演される「六月の奇跡」に出演する。 |
| 長生きの秘訣(ひけつ)は何か。一つは、がんやウイルスと闘う免疫力の維持といってよいだろう。では、どんなライフスタイルが免疫力を上げるのか。「『まじめ』は長寿を縮める 『不良』長寿のすすめ」(宝島社新書)の著者でもある奥村康・順天堂大医学部特任教授(免疫学)が東京都内のセミナーで講演した。そのアドバイスに耳を傾けてみたい。【小島正美】 「まじめな人ほど早死にする」が奥村さんの持論だ。まじめ過ぎると自分で何でも抱え込み、手が抜けない。小さなことにくよくよし、気持ちの切り替えができない。やがてストレスがたまり、病気になる。つまり、まじめ過ぎると免疫力が落ちる。 その良い例がフィンランド症候群だ。1970年代、フィンランド政府は比較的裕福な40~45歳の男性1200人を二つのグループに分け、一方は健康管理をしっかり行い、もう一方は何もしないようにし、どちらが病気が少なくなるかを15年間追跡した。 健康管理をしっかりするグループは定期的に健康診断を受け、血圧の高い人は降圧剤などで治療した。さらに塩分や砂糖、アルコールの摂取を控え、運動も行った。一方、何もしないグループは好きなものを食べ、飲酒や喫煙も自由にした。 15年後、意外な結果が出た。なんと健康管理をしっかりと行ったまじめグループの方が死亡率が高く、自殺や心臓病なども多かったのだ。奥村さんは「健康管理にあまりにも神経質になると逆効果。いいかげんにやっている方が免疫力が高まったのではないか」と推測する。 何事もほどほどに楽しみ、気楽に過ごすのがよい。調査結果は忙しい現代人へのそんな戒めかもしれない。 ■NK細胞 免疫力を維持する上で大事なのが、NK(ナチュラルキラー)細胞の働きだ。NK細胞はリンパ球の一種で、体外から侵入したウイルスを撃退したり、がん細胞を殺す働きをする。 人の体内では1日に約1兆個の細胞が生まれ変わり、そのうち5000個前後が、がん化するなど出来損ないの細胞になる。こうした出来損ないを撃退するのがNK細胞だ。NK細胞の働きが高いと、がんになりにくい。 奥村さんはこれをマウスの実験で確かめた。NK細胞のないマウスを実験用に作り出し、死ぬまでの経過を見たところ、がんが多発することを確かめることができた。動物実験を裏付けるように、人間でもNK細胞の活性が高いとがんになりにくいとの研究報告もある。 NK細胞の働きは朝起きてから徐々に高くなり、夜11時を過ぎると低くなる。深夜まで起きて仕事をしていると、活性度合いは落ちる。このため奥村さんは「深夜から朝方まで勤務する昼夜逆転の勤務形態は、NK細胞の活性を低くする」と指摘する。あまりにも厳格な生活は良くないが、かといって昼夜逆転の生活も、健康を損なってしまう。 また、NK細胞は精神的なストレスに非常に弱い。例えば受験生はテスト前になると活性が下がりやすく、風邪をひきやすくなる。こんな時は、細かいことにくよくよしないこと。友達と会って楽しく話し、気晴らしに好きなものを食べ、よく笑う。そんな過ごし方がいいようだ。 ■R-1乳酸菌 食べ物でも、NK細胞の活性を上げるとされるものがある。キノコや納豆、ヨーグルトの乳酸菌などだ。 明治乳業食機能科学研究所の池上秀二研究員によると、R-1乳酸菌を含むヨーグルトをマウスに与えたところ、NK細胞の活性が高くなった。人を対象とした試験も行われている。山形県舟形町と佐賀県有田町で59~85歳の住民計142人に、同種のヨーグルトを1日90グラム、8~12週間食べてもらい、食べない群と比べた。その結果、ヨーグルトを食べた群は食べる前より風邪をひくリスクが低下したことが分かった。 さらに、インフルエンザウイルスに感染させたマウスに同種のヨーグルトを食べさせた実験では、ウイルスが減るなど感染リスクを低下させる作用もあった。 池上さんはこのメカニズムについて「乳酸菌とその菌が作り出す多糖類がリンパ球の一種のT細胞に働き、T細胞が作る生理活性物質(インターフェロンガンマ)を介して、NK細胞が活性化するのではないか」と推測する。 ヨーグルトには腸の働きを整える以外にも、さまざまな効用があるようだ。 |
※毎日新聞 2010年6月12日 東京朝刊
◇苦痛なく体内撮影 ミサイル技術転用、8~12時間分の画像解析
胃や腸など消化器の中の異常を直接カメラで見て診断する内視鏡検査。小さな病変を探し出せる信頼性の高い検査だが、カメラ付きの長い管を口や肛門(こうもん)から入れなければいけないのが苦痛だ。その問題を解消する新しい機器「カプセル内視鏡」の普及が進んでいる。患者の体への負担はほぼゼロ、さらに従来は発見が難しかった病気を見つけられる利点もある。
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「簡単にのみ込めるカプセル型のカメラがあるといいね」。カプセル内視鏡のアイデアは81年、イスラエルのガブリエル・イダン博士が、知人の医師から聞いたこんな言葉から生まれた。イダン博士はミサイル開発技術者。その技術を転用して、97年にはカプセル内視鏡の原形ができた。翌年、イスラエルに「ギブン・イメージング社」が設立され、01年には米国、欧州で医療機器として認可された。
日本では大きく遅れて07年10月、同社の小腸用カプセル内視鏡が「原因不明の消化管出血症例」に対して保険適用となった。今年2月には一度に撮影できる面積が2倍以上広くなり、画質も向上した同社の最新モデルが発売された。海外では大腸用、食道用のカプセル内視鏡も開発されている。
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国立がん研究センター中央病院(東京都)の角川康夫医師(消化管内視鏡科)は月4、5件の小腸用カプセル内視鏡検査を行っている。
患者は検査前日の夕食後から絶食し、当日は午前8時半に検査スタート。胃と小腸に付着した粘液を取り除く薬を飲んだ後、みぞおちから太もものつけね周辺にかけての8カ所に小さなセンサーを張る。センサーは箱形のデータレコーダー(重さ約500グラム)につながっている。次に直径11ミリ、長さ26ミリのカプセルをのむ。レコーダーは腰に巻き、その後は外来患者なら帰宅も出勤も自由。2時間後からは水が飲め、4時間後からは食事もOKだ。
カプセル内視鏡は、最新モデルなら1秒間に2回ずつ発光ダイオードで腸内を照らしつつ撮影、センサーを通じて画像をレコーダーに送る。翌日、患者はレコーダーを持って病院に。カプセルは使い捨てだ。
病院では角川医師がレコーダーから8~12時間分の画像を取り出し、「読影」をする。専門医の目は、5万~8万枚もの画像から小さながんやわずかな出血など病気の兆候を見つけ出す。「日本の『読影』技術は世界でもトップレベルでしょう」と角川医師は話す。
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長さ6~7メートルの小腸は、従来の内視鏡では全体を見ることができず人体の「暗黒大陸」とも呼ばれていた。カプセル内視鏡はその闇を照らす光ともいえる。
角川医師は最先端医療にもカプセル内視鏡を組み合わせて成果を上げている。白血病など血液がんの患者に行う「造血幹細胞移植」では、移植後に小腸に炎症が起きることがある。移植した細胞が患者の体を攻撃する反応が原因の場合と、ウイルスの感染症による場合があるが、双方の治療方法は正反対だ。そこでカプセル内視鏡で炎症部分を撮影。「原因の違いで炎症の見た目が違う。カプセル内視鏡のおかげで確実な診断が可能になった」と言う。
一方、同病院では昨年度、日本で未承認の大腸用カプセル内視鏡の臨床研究も行った。角川医師は「肛門から管を入れる大腸内視鏡への抵抗感は、大腸がん検診の受診率が伸びない理由の一つ。痛み、恥ずかしさのないカプセル内視鏡はがん検診にもうってつけでしょう」と話している。【奥野敦史】
◇費用約3万円、全国200カ所で
カプセル内視鏡検査にかかる費用は、カプセル代金と検査料で約3万円(自己負担3割の場合)。検査を受けられる病院は約200カ所あり、「飲むだけドットコム」(http://www.nomudake.com/)で調べることができる。
※毎日新聞 2010年6月16日 東京朝刊
| KDDIは16日、毎日新聞社と協業で、国内で初めて「au」の携帯電話と連動したランナー向けシャワー施設「Run Pit by au Smart Sports」を7月10日に設立する、と発表した。シャワーやロッカーのほか、女性用のパウダールームも設置。場所は、多くのランナーが集まる皇居が目の前にあるパレスサイドビル(東京メトロ東西線竹橋駅直結)1階で、皇居ランを肌で感じられる施設になっている。 同施設は、ランニングやウオーキングのサポートサービス「au Smart Sports Run&Walk」と連動。走った距離に応じてたまるポイント制度「Run Pitポイント」により、施設で使える割引券や各種プレゼントと交換できるほか、「Run&Walk」のチーム機能を利用して参加できるイベントも開催する。今後は、auの携帯電話ユーザーを対象にした「皇居ランアドバイス」や、「Run Pit」の利用料金をauの請求書と合算するなど、auの携帯電話と連動したさまざまなサービスを提供する予定という。 施設内には、シャワー15基 (女子8基、男子7基)、ロッカー122個(女子62個、男子60個)、契約シューズロッカー198個(女子99個 男子99個)があり、女性シャワーブースに個室の着替えスペースを設けたり、広い女性用パウダールームを広く設置するなど「女性に優しい」施設になっている。営業時間は午前7時~午後10時(土、日、祝日は午前8時~午後6時)で、利用料はビジターが1回800円(Run&Walk会員は700円)、シューズロッカーレンタル料が月1700円(同1500円)となっている。 |
※毎日新聞 2010/6/16