経済的な理由で、患者が治療を中断せざるを得なかった事例が、宮城県内の5...

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 経済的な理由で、患者が治療を中断せざるを得なかった事例が、宮城県内の5割以上の医療機関であったことが、県保険医協会(北村龍男理事長)の調査で分かった。

 経済情勢の悪化による失業者の増加などで、医療費に苦しむ患者の姿が浮き彫りとなった。同協会は「症状が悪化し、命を落とすなど、取り返しのつかない事態につながりかねない」として、国に負担軽減策を求める方針だ。

 調査は6月、同協会に加盟する医療機関715施設に半年間の状況に関する質問について郵送、うち118施設(16・5%)から回答があった。

 それによると、患者の経済的な事情で、治療を中断した事例は61施設であり、患者から検査や治療、投薬を断られたことがあるのは62施設。医療費の未払いを抱える医療機関も65施設で確認された。

 中断した病名で多かったのが、長期の治療が必要な糖尿病や高血圧、高脂血症など。中断は、入院や検査設備が整い治療項目が多く、負担が重くなりがちな病院で目立った。

 治療を中断した医療機関からは、失業するなどして保険料の支払いが困難となり、「無保険者の受診が増えている」や「『支払いを給料日まで待ってほしい』と言われた」との声が寄せられた。

 同協会は「経済的な理由で医療が受けられないことはあってはならない。負担を気にせず、いつでも安心して医療が受けられるようにすべき」と事態を重くみている。

 

※(2010年7月9日 読売新聞)

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